株式会社primeNumberは、同社が提供するAIデータプラットフォーム「COMETA」において、自然言語での対話によって、アドホックな分析から定型のダッシュボードや帳票までを同じデータ定義上で作成できるBI機能の提供を開始した。
「COMETA」は、データの「意味(=メタデータ)」を管理・可視化し、データを整備するAIデータプラットフォームだ。メタデータ・用語集・クエリ集・リネージを一元管理するデータカタログと、対話型AIアシスト機能を同一基盤上で提供してきた。
今回搭載するBI機能により、ビジネス部門は自然言語でAIに依頼することで自らダッシュボードを作成できるようになる。例えば、「商品別の平均価格を見せて」といった自然言語で指示すると、AIがグラフやチャートを生成する。
現場が作成したグラフやチャートはシステム部門のレビューを経てダッシュボードとして公開され、承認された認証済みの定義はセマンティックレイヤーに反映される。以降は、AIが同様の依頼を受けた際にも、認証済みの定義に基づいて一貫した回答を返す。
加えて、作成された内容はシステム部門の確認を経てセマンティックレイヤーに反映される仕組みにより、集計結果の正確性を担保できるようになる。
BIの利用が進むほどセマンティックレイヤーが育つ仕組みになっており、AIチャットの利用状況から整備すべきメタデータを提案する「コンテキスト自律整備」機能と組み合わせることで、さらに強化される。
また、既存のBIツールとの並行利用も可能だ。
指標の定義を管理するセマンティックレイヤーやデータの意味を管理するコンテキストをBI機能と一体で提供するCOMETAでは、新たな指標やアドホックな分析から利用を始め、認証済みの定義が蓄積された領域から順に、ダッシュボードを段階的に集約していくことができる。
なお、「COMETA」のBI機能は利用ユーザ数に制限を設けていないとのことだ。
今後は、利用者が既存のBIツールやデータ変換ツールなどで定義してきた指標を「COMETA」に取り込み、そのまま活用できるよう、外部のセマンティックレイヤーとの連携を進める方針だ。
将来的には、ダッシュボード上の数値変化に対して人がどう判断したのか、その理由をコンテキストとして蓄積する仕組みも整備するとしている。

