三井住友カード株式会社は、同社の入会審査業務において、株式会社ELYZAが提供する機械学習技術を活用した入会審査自動判定AIの利用を開始したことを発表した。
三井住友カードではこれまでも、入会審査の自動化に取り組み、多くの申込について自動判定を行ってきた。
一方で、複雑な条件を伴う審査については従業員による目視審査が必要となり、結果の返却までに時間を要するケースが存在していた。
そこで今回、自動判定AIを導入した形だ。この自動判定AIは、クレジットカードの入会審査に対して、従業員が審査する際に用いるデータを入力し、事前に学習させたモデルにて、審査の承認・不承認を判定するものだ。
ELYZAが提供する機械学習技術は、これまで自動化の主要なアプローチであったVBAマクロやRPAでは対応が困難な申込に対し、審査データに含まれる複雑なパターンを学習し、審査担当者に代わり判定を実施することで、審査プロセス全体の効率化を目指す。
なお、取り扱う情報は、三井住友カード社内にて完結するように設計されている。
これにより、従来は審査担当者が目視で対応していた一部の審査プロセスの自動化が可能となり、クレジットカードの入会審査における対応時間の短縮と、より迅速な審査結果の通知とともに、審査担当者の業務削減を実現する。
2026年3月下旬より、実際の入会審査業務で運用を開始しており、担当者による審査の20%を自動化しているとのことだ。
将来的には他の自動化施策と組み合わせ、完全自動化を目指すとしている。

