Ahrefs Pte. Ltd.は、同社が提供するAI検索分析ツール「ブランドレーダー」に、センチメント分析および検索意図や検討段階別の分析機能を新たに追加したことを発表した。
「ブランドレーダー」は、AI検索や生成AIの回答内で、自社や競合のブランドがどのように言及・引用されているかを測定・可視化するツールだ。
今回追加された機能では、「どう語られているか」を確認するセンチメント分析と、「どのような質問で登場するか」を比較する検索意図別の分析を提供する。
センチメント分析では、AI回答内のブランド言及を解析して「肯定的」「否定的」「中立」「混在」といった評価傾向を判定し、その評価の観点とともに表示する仕組みだ。
専用画面では、ブランド別に肯定的・否定的な回答の割合を比較できる。一覧には、該当する回答の抜粋、ブランド、センチメント、評価の観点が表示され、全体の傾向を見たうえで個別の回答を確認し、どのような説明が評価につながっているかを読み取ることが可能だ。
例えば、製品の機能が肯定的に紹介される一方で、別の観点では否定的な説明が見つかった場合、その回答の文脈を確認できる。
これにより、自社の強みが正しく伝わっているかや、誤解や不十分な説明に起因する否定的な文脈が発生していないかを特定できる。
一方、検索意図別の分析では、AIに入力された質問(プロンプト)を「認知」「比較検討」「意思決定」「不明」などのファネル段階や検索目的に分類し、段階ごとの自社および競合のメンション率やAIシェアを可視化する。
検索意図は、情報収集、特定のサイトなどへのアクセス、購入・申し込みなどの行動、商用の比較検討といった分類に加え、方法を知る質問や比較の質問などの細分類でも確認できる。ブランド名の有無や、地域性の有無による絞り込みにも対応しているとのことだ。
例えば、「この製品カテゴリとは何か」という情報収集の質問と、「どの製品がおすすめか」という比較検討の質問では、登場するブランドが異なる可能性がある。質問の種類ごとに比較することで、自社が取り上げられている場面と、競合との差がある場面を分けて把握することができる。
なお、検索意図とファネルの段階は、AIの回答内容ではなくプロンプトをもとに判定する。メンションと引用の割合は、それぞれの分類に含まれるプロンプトのうち、対象ブランドが言及または引用された割合だ。分類名の横にある「プロンプトの割合」は、その分類自体の大きさを示している。
これらの機能により、広報・ブランド担当者やコンテンツ担当者などが、自社が確認すべき回答や質問の絞り込みを支援する。

