ミリ波とSub-6への対応は、スマートフォンメーカーによって異なる
次々と5Gスマホが登場していく中、ミリ波だけでなく、Sub-6に対応したスマホが出てきているのも興味深いところだ。
※ミリ波は、高速大容量を実現する通信だが、一方で直進性が高いためビルの中や複雑な地形で電波が届かないという課題があるため、利用シーンが限定されると言われている。
Sub-6とは6GHz未満の帯域のことで、ミリ波よりも使い勝手の良い帯域であり、この帯域がどの程度利用できるかで5Gの実用性は大きく変わってくると言われている。
日本でも3.7GHz、4.5GHzのSub-6含めた帯域の割り当てを、総務省が2019年4月10日に決定する予定だが、他国に比べ、遅れていることは否めない。
割り当て決定から5Gリリースに向けた対応を進めていくとなると、日本において、全国的な5G展開まではまだ時間がかかりそうだ。
次のページは、「スマートフォン以外の5Gへの対応」
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未来事業創研 Founder
立教大学理学部数学科にて確率論・統計学及びインターネットの研究に取り組み、1997年NTT移動通信網(現NTTドコモ)入社。非音声通信の普及を目的としたアプリケーション及び商品開発後、モバイルビジネスコンサルティングに従事。
2009年株式会社電通に中途入社。携帯電話業界の動向を探る独自調査を定期的に実施し、業界並びに生活者インサイト開発業務に従事。クライアントの戦略プランニング策定をはじめ、新ビジネス開発、コンサルティング業務等に携わる。著書に「スマホマーケティング」(日本経済新聞出版社)がある。