先日より長期出張でサンフランシスコに来ているので、日本ではまだ購入できない、Amazon Echoを試してみた。
IoT社会でのUXというのは、スマートフォンをフリックしたり、タップしたりしなくなる。
実際に試してみると、なにかに向かって話しかけたり、合図を送ると「なにか」が「勝手に」いろいろやってくれるというのは、これまでにない体験だ。
今回は、実際にAmazon Echoをアメリカで購入したので、セットアップとどんな風に使えるのかを説明する。
1. Amazon Echoのセットアップ
そんな前置きはさておき、「開封の儀」だ。
Amazon Echoは、黒いボックスで送られてくる。
開封すると、中にはうやうやしく収納されている。
電源を入れると立ち上がり、「早速アプリをダウンロードしてセットアップしてね。」と、こちらに話しかけてくる。
まずは、Amazon Echoのアプリをダウンロードする。
※今日現在で、Amazon Echoのアプリは日本のAppStoreではダウンロードできないので注意が必要
アプリを立ち上ると、オレンジのライトが光ってるか確認しろとでる。
iPhoneのWifiをAmazonに設定する。
しばらく待つと。。。
セットアップが完了した!
簡単にセットアップ完了だ。
2. Amazon Echoの使い方
Echoは、”Alexa”と呼びかけるとリングが青く光って、指示を聞くモードになる。
早速、音楽をならせ!といってみた。
実際は、”Alexa! play some prime music!”といっている。
“Alexa!”と話しかけるとAmazon Echoの上部のリングが青くなるのがわかるだろうか?これが、指示を受け付ける状態になったことを示す。
音楽が流れ出して、やめたければ、”Alexa! stop”といえば止まる。
ボリュームも上げられたし、例えば、ジャズが聞きたければ、”Alexa! play some jazz music”なんていえば、ジャズを鳴らしてくれる。
スマホの方をみると、何がかけられたかもわかるようになっているので、例えば、曲名を知りたいときなどは便利だ。
これは、AmazonのPrime Musicサービスだけでなく、いくつかの音楽サービスやラジオと提携していて、音声認識した情報から適当が音楽をピックアップして再生しているのだ。
さらに、天気を聞くと、天気も答えてくれる。
この動画だと、サンノゼの天気を言っているが、例えば、サンフランシスコや東京の天気が知りたいときは、そういえば教えてくれる。
基本的に自然言語を聞き取ろうとしてくれるので、適当に言ってもなんとなく対処してくれるし、例えば聞き取れないと、わからない・・・と言ってくる。
最後に、おきまりの「who are you?」も聞いてみた。
この数日間、Alexaに向かって話しかけ続けているが、やってるととっても便利であることがわかった。「話しかけるだけ」というハードルの低さは、試してみた人でないとわからないだろう。
Amazon Echoは、当社オフィスに置いておくので試したい人はご連絡ください。
コネクテッドホームのコントローラとしても利用できるとのことだが、現状試すことができていない。
今後、もっと様々な機器とつながることで、家の中心にEchoがあり、Alexaに話しかけるような生活が来るのかもしれない。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。