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MediaTek、Wi-Fi Allianceの「Wi-Fi CERTIFIED 7」製品第一弾を発表

MediaTek、Wi-Fi Allianceの「Wi-Fi CERTIFIED 7」製品第一弾を発表

MediaTekは、Wi-Fi Allianceと協業し、「Wi-Fi CERTIFIED 7」製品の第一弾を提供することを発表した。

「Wi-Fi CERTIFIED 7」は、IEEE 802.11be規格の無線LAN機器に関する認証プログラムだ。

「Wi-Fi CERTIFIED 7」の認証を得ることで、6 GHz帯域をWi-Fiに開放している国・地域で利用できるワイドチャネル320 MHzチャネルにより、チャネルサイズが2倍に増え、マルチギガビットのスピードとハイスループットを実現する。また、複数のリンクでデータの送受信を同時に行えるようになることで、スループットが増え、遅延が減る。

伝送方式は4K QAMで、1024 QAMとの比較して20%高い伝送速度を実現しているほか、512圧縮Block Ackを採用しており、効率性が高まるとともにオーバーヘッドが軽減される。

今回、MediaTekとWi-Fi Allianceが協業することで、アクセスポイント側とクライアント側の両方にデバイスの開発環境を提供し、各メーカの製品認証プロセスを効率化しているのだという。

また、両社はFilogic シリーズの880、860、380、360チップセットを開発。この協業により、Asus、Buffalo、Hisense Visional Technology、Lenovo、Lumen、TCL、TP-Linkなどのパートナーメーカが、幅広い製品カテゴリー向けにWi-Fi 7対応機器を提供することが可能になった。

これらの製品の多くは、今年中に発売される予定であり、認証取得後はさらに多くのデバイスが参入することが予想されている。

活用シーンとしては、ホームゲートウェイ、メッシュルータ、テレビ、ストリーミングデバイス、スマートフォン、タブレット、ノートPCなど、さまざまなコンシューマー製品およびエンタープライズ製品への搭載が挙げられている。

なお、この製品は、CES 2024におけるMediaTekのグローバルエコシステムの一部として公開される予定だ。

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