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ウェザーニューズとパナソニック、気象情報と連携する新型エアコンを発表

ウェザーニューズとパナソニック、気象情報と連携する新型エアコンを発表

株式会社ウェザーニューズは、パナソニック株式会社とともに、気象情報と連携する世界初(※1)のルームエアコン「エオリア」WXシリーズ/Xシリーズの発売を発表した。

同製品は、ウェザーニューズが提供する気温や湿度、PM2.5や花粉の拡散予測などをもとに、部屋の空気の汚れを先読みして自動で空気清浄運転を行う「AI先読み空気清浄」と、外出時にエアコンをつけっぱなしにした場合と切った場合で、どちらが電気代を節約できるかをシミュレーションする「つけっぱなし判定」機能が新たに搭載された。

パナソニックが部屋の汚れを調査したところ、室内で発生するハウスダストなどの汚れ以上に、室外からのPM2.5や花粉の侵入によって汚染されており、屋外での飛散量と連動して部屋の空気も汚れることがわかった。

同製品は、ウェザーニューズが提供する市区町村ごとの屋外のPM2.5や花粉の飛散予測のデータを取得し、「エオリアAI」が学習した住宅環境をもとに、その日の部屋の空気が汚れるタイミングを先読みして、部屋が汚れる前に空気清浄運転を行う。スイッチを入れなくてもPM2.5や花粉が大量飛散する前に自動で稼働するため、窓を開けるよりも空気を清浄に保つことができるという。また、「エオリアAI」の住宅環境の判定は学習により日々補正され、使うほどに精度が向上する。

また、パナソニックが行ったエアコンに関する調査から、調査対象者の4人に1人が外出時にエアコンをつけっぱなしにしており、その半数以上が、つけっぱなしの方が省エネ・電気代が安いと思っているということがわかった(※2)。

エアコンは運転立ち上げ時に電力を使うため、こまめに切ることで電気代が上がり、結果的につけっぱなしの方が電気代が安い場合もあるが、実際には外気温や住宅環境、エアコンの能力値や設定状況などの条件が異なるため、どちらが得かについては一概に言えないという。

そこで、同製品は「つけっぱなし」と「切る」場合の適温になるまでの“電気代”と“帰宅時の室温”を比較できる「つけっぱなし判定」を搭載。ウェザーニューズの気温の予測データと、設定された外出時間、学習した部屋の住宅環境を掛け合わせて分析を行うことで、帰宅後に適温になるまでにかかる電気代と帰宅時の室温を予測。「つけっぱなし判定」を活用することで、電気代を賢く節約できるとしている。

※1 家庭用エアコンにおいて。気象データを取得し、住宅環境に合わせて自動で空気清浄する技術。2018年9月13日現在。
※2 パナソニック調べ「エアコンに関する調査」 調査期間:2018年6月8〜13日、対象者:20歳以上の男女2,060人

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