乾電池型IoTデバイス”MaBeee”(マビー)の企画・開発・販売を行うノバルス株式会社は、MaBeeeで培った小型・省電力製品開発技術を基軸に、IoT市場におけるB2B事業への本格展開する方針を発表した。
MaBeeeは2016年グッドデザイン金賞受賞、キッズデザイン優秀賞受賞を受賞するなど注目を集めているIoTデバイスだ。今後はMaBeeeの開発を通して培った小型、省電力IoTデバイス開発技術を様々な製品に応用していくという。
具体的には、下記3つの基軸で事業を行っていく方針だ。
- 「見守り電池」
これまでは玩具などのコントロール機能だったMaBeeeが、「見守り電池」では乾電池で機器の利用状況の確認が可能となる。テレビリモコンやガスコンロなど既存の乾電池製品に「見守り電池」を装着することで、離れて暮らすご家族の生活をさりげなく見守ることができる安否確認ソリューション。 - MaBeee IoTモジュール及びモジュール搭載製品
MaBeeeの開発を通して培った小型、省電力デバイス開発技術をIoTモジュールに集約。省電力無線通信、電池出力コントロール機能に加え、各種センシング機能、電流モニタリング機能などを搭載し、各種IoT製品開発に最適化した。 - クラウドバッテリー開発着手(LPWA対応製品)
MaBeeeの無線通信方式についてこれまでの近距離無線(Bluetooth)に代え、無線通信方式にLPWAを搭載。スマートデバイスやルーター機器を介さずに、直接クラウドまでの通信を可能とする。また形状としては乾電池型、IoTモジュール型ともにLPWAを搭載していく。
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・ノバルス(Novars)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。