産業用イーサネット・スイッチとシリアル通信デバイスを提供する台湾のMoxaは、シリアル・デバイス・サーバ「NPort IA5000A-I/O シリーズ」とシリアル・プロトコル・ゲートウェイ「MGate 5105-MB-EIP シリーズ」に、新たなクラウド接続機能を搭載した。
今回追加された新しいコネクティビティ・ソリューションは、NPort IA5000A-I/O シリーズはシリアル・データやI/Oデータを、MGate 5105-MB-EIP シリーズはEtherNet/IPデータやModbus RTU/TCPデータをそれぞれ収集し、Microsoft Azure、Alibaba Cloudなどのパブリック・クラウド・サービスやプライベート・クラウド・サービスに向け、標準的なMQTTプロトコルを介して送信する新機能だ。
この機能により、ユーザーはシリアル・デバイスをIIoTアプリケーション向けのクラウド・システムへ容易に接続できる。
また、コネクション・ロス・バッファーをサポートしており、接続が不安定な時には、フィールド・デバイスから送られてくるデータを待ち行列として管理するキューイング処理を実行する。これによりキューイングされたデータは、接続が正常に戻った際に送信されるため、接続が不安定な際のパケット・ロスを防ぐことができる。
同機能は、今後出荷されるNPort IA5000A-I/O シリーズおよびMGate 5105-MB-EIPシリーズに搭載される。また同製品シリーズの利用者は、Moxaのウェブサイトからファームウェアのアップデートプログラムを無料でダウンロードし、製品にインストールすることで新機能を利用できる。
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