東芝デジタルソリューションズ株式会社は、同社が提供する量子インスパイアード最適化ソリューション「SQBM+」の、Microsoft Azure版ソフトウェア「SQBM+ for Azure」を、Microsoftが運営するAzure Marketplaceで公開し、提供を開始した。
「SQBM+」は、東芝が開発した「シミュレーテッド分岐アルゴリズム」を用いた、組合せ最適化ソルバー「シミュレーテッド分岐マシン」を核とする量子インスパイアード最適化ソリューションだ。
今回発表された「SQBM+ for Azure」は、Azure環境の仮想マシンイメージ(Azure Virtual Machine)として提供され、インスタンスを起動でき、すぐに「SQBM+」が使えるようになる。そのため、「SQBM+」のインストール不要でリソースを専有できる。
さらに、「SQBM+ for Azure」は、1000万変数のQUBO問題に対応するQUBOソルバーを提供し、アルゴリズムを改良して近似解探索の精度・速度を向上させている。また、QUBOソルバーをより使いやすく、高性能化するための拡張機能やソルバーを提供している。
「SQBM+ for Azure」の価格は、利用するAzure Virtual Machinesのインスタンスに応じた、計算時間あたりの従量課金となる。また、研究開発用途に限定した「Learn & Development」と「Business Standard」の2つのプランが用意されているとのことだ。
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