IDEC株式会社は、アルプスアルパイン株式会社との合弁会社となる、IDEC ALPS Technologies株式会社から、3Dミリ波レーダセンサ「1A2A 形」を、2025年3月31日より発売したことを発表した。
IDEC ALPS Technologiesは、すでにミリ波レーダセンサとして、2023年に小型マルチユースミリ波レーダセンサ「1A1M 形」を発売している。「1A1M 形」は、レーダ照射範囲を絞ることで周囲の影響を受けることなく、ピンポイントでの物体検知、距離検知にフォーカスしている。
一方、今回発売された「1A2A 形」は、79GHz帯の周波数を空間に照射することで、対象物の動きを把握することができるため、距離だけでなく、エリア内の物体の動く速度や、角度、方向を認識することができる。
「1A1M形」と比べると、レーダ照射がより立体的な範囲になるだけでなく、詳細な物体の情報を捉え、高度な状態監視ができるのが特長だ。
また、人間が呼吸する際の胸の動きなど、対象物の微小な動きの識別が可能となる。
これにより、人が動かない場合でも検知がOFFにならず、継続して人を検知し続けるため、人とモノの区別をするような用途にも利用が可能だ。
利用シーンとしては、悪環境下における物体検知や、大型建機の周囲安全確保に加え、介護や見守り用途などが挙げられている。
「1A1M 形」のニュース記事はこちら
アルプスアルパインとIDEC、無線設定の小型マルチユースミリ波レーダセンサ「1A1M 形」を合弁会社より発売
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。