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NTTコミュニケーションズ、サブスクリプションビジネスに必要な機能を提供するSaaS「Subsphere」提供開始

NTTコミュニケーションズ、サブスクリプションビジネスに必要な機能を提供するSaaS「Subsphere」提供開始

近年、消費者のニーズは「所有から利用」へ変化していると言われており、それに伴ってサブスクリプションビジネスが注目されている。サブスクリプションビジネスは、商品やサービスを販売するだけの売り切り型のビジネスとは異なり、顧客との継続的なエンゲージメントを獲得することができる。

このため、商品やサービスに対する顧客の反応をデジタルデータとして継続的に取得し、利活用することができ、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を実現する手段としても有用と考えられている。

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)では、データによる企業のDXに必要なすべての機能をワンストップで提供する「Smart Data Platform」を中核として、データ利活用ビジネスを推進している。

この実績とノウハウを活かし、サブスクリプションビジネスのスピーディーな実現とそれによるDXを支援するため、サブスクリプションビジネスを始める事業者向けに、サービスの運用に必要な機能を一元的に提供するSaaS「Subsphere(サブスフィア)」を、本日から開始した。

同サービスは、「Smart Data Platform」との連携によってデータ利活用を実現するアプリケーション群「Apps on SDPF」の1つであり、サブスクリプションビジネスを行うために必須となる顧客管理、契約管理や課金・請求管理などの基本機能を備え、手間なくスピーディーにビジネスを開始することができる。

また、目的に合わせて「TypeA (powered by Smart Billing)」「TypeB(powered by Bplats)」の2種類から選択することができる。

なお、同サービスでは、利用するサーバーを日本国内のみに限定している。これにより、法制度上の理由などから国内でデータを保管する必要があるケースに対応できるほか、海外のサーバーを利用するサービスに比べて、接続の遅延を抑えることも可能だ。

利用料金(税抜)は以下の通り。

今後、NTTグループのサービスやソリューションを組み合わせることで、同サービスの機能強化を図る。例えば、同サービスとNTT ComのIoTプラットフォーム「Things Cloud」を連携させ、モノの稼働状況を把握する機能や、稼働状況に応じた柔軟なプライシング機能の開発などを行う。

この機能により、例えばIoT機器をサブスクリプション型で提供するビジネスで、エンドユーザーの利用頻度を把握して、それに応じた従量課金にする、といったことが可能になる。その他にも、決済手段の高度化などさまざまな機能強化を図る予定だ。

※「TypeB」ではオプション機能として提供。

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