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ちばぎんCS、自律型AI「Devin」と自社AIを活用した開発で工数を最大82%削減

ちばぎんCS、自律型AI「Devin」と自社AIを活用したシステム開発で工数を最大82%削減

ちばぎんコンピューターサービス株式会社(以下、ちばぎんCS)は、株式会社DeNA AI Linkの導入支援のもと、Cognition AIが開発する自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」と、自社開発の生成AIシステム「C-chatSupport」を組み合わせたAI駆動開発環境を構築し、開発工数の削減に成功したと発表した。

今回の検証は、性質の異なる2つのプロジェクトで実施された。

1つ目の新規システム開発プロジェクトでは、DeNA AI Linkの伴走支援によりシステム全体のアーキテクチャ設計と共通基盤を整備した上で、「Devin」が個別機能の実装タスクを独立して遂行する体制を構築した。

エンジニアはコードのレビューや意思決定に専念し、必要に応じて「C-chatSupport」で知識検索を行うことで、従来4.0人月を見込んでいた工数を1.5人月で完了させ、57.8%の原価削減を実現した。

2つ目は、他言語への直接移行が難しくコスト増大の要因となっていたVB.NETシステムのコードマイグレーションだ。

大量のコード変換処理を「Devin」に委ねつつ、比較検討や判断が必要な作業には「C-chatSupport」を活用する役割分担を行った。

これにより、エンジニアはVB.NET固有の仕様対応や品質保証に注力でき、従来12.5人月を要するとされた作業を2.0人月で完了させ、81.6%の原価削減を達成した。

ちばぎんCSの代表取締役社長である宮城和彦氏は、「人件費増加や人材不足が続く中で旧来型の人月商売からの脱却に迫られており、優れたAIエージェントの迅速な導入が大きな課題であった」とした上で、自律性が際立つ「Devin」と自社システム「C-chatSupport」の組み合わせによる成果について、同氏は「想像を遥かに超えた衝撃」であったと評価している。

ちばぎんCSは現在、今回のプロジェクトで得られたノウハウをもとに、AI駆動開発の全社展開を見据えた標準化フェーズへと移行している。

今後はDeNA AI Linkの継続的な支援を受けながら、開発プロセスの型化や適用可能なプロジェクト類型の整理、品質管理ルールの整備を進め、組織全体でAI駆動開発を実践できる体制を確立していく方針だ。

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