北九州市に本社を置くゼンリンは、電気自動車(以下、EV)充電スタンドの使用状況を把握できる「満空情報」の提供を始めた。
「満空情報」は、複数の充電ネットワーク事業者が、個別に管理する充電スタンドの使用状況をリアルタイムで集約し、配信するサービスだ。
これにより、自車位置や目的地付近のEV充電スタンドの満空情報、EV充電スタンドの故障状況や休止情報を確認することで、先着車がいるEV充電スタンドや、故障中のEV充電スタンドへの案内を回避したり、EV充電スタンドを経由するルート案内時に満空情報を加味することで、充電渋滞を回避したりすることが可能だ。
第一弾として、株式会社エネゲートとBIPROGY株式会社が管理する約4,800口(2023年12月末時点)の充電スタンドの利用状況を、自動車メーカやナビメーカ、EV関連サービス事業者に2024年1月24日から順次提供する。
今後は、対象となる充電ネットワーク事業者を追加する予定だ。また、さらに多くの充電ネットワーク事業者と連携し、多くのEV充電スタンドの使用状況を提供することで、EVの普及と利用者満足度の向上に貢献する計画だ。
なお、ゼンリンは、「EV充電スタンド情報」特設サイトを公開しており、全国のEV充電スタンドの最新情報、都道府県別情報、位置情報、コネクタタイプなど、ゼンリンが保有する様々な情報や、EV環境に関するコラム記事などを発信している。
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