株式会社VOLLMONTホールディングスは、車両の片側交互通行の誘導を自動化するロボット搭載専用車両「Comune+ mover(コミューンプラス ムーバー)」を開発した。
「Comune+ mover」は、同社の熟練誘導員の技術をシステム化し、道路工事現場における車両誘導の自動化を図るロボットとして開発された車両片側交互通行誘導ロボット「Comune+ model-S」を機能拡張し、専用車両に搭載したものだ。
その結果「Comune+ mover」は、誘導プログラムの機能拡張により、ロボット補助が難しかった「信号のないT字路交互通行現場」での1人誘導サポートを可能にした。
さらに、誘導員との連携を強化するため、本体機器と無線で接続された誘導棒を開発。誘導員は必要に応じて機器と連携することで、今まで自動誘導が難しかった工事帯にも対応できるようになった。
「Comune+ mover」は、最新のGPUおよびCPUの使用により、従来のレーダを不要とし、多くの機能を集約することでコンパクト化を実現している。また、消費電力が従来の約40%削減したほか、設置にかかる時間を50%以上短縮している。
なおVOLLMONTは、2024年3月12日から15日にかけて東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2024」にて、新製品「Comune+ mover」の3Dシミュレーションによる紹介を行う予定だ。
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