日産自動車株式会社（以下、日産）は、日産の車両データを活用した法人向けサービス「Nissan Biz Connect API」を、2024年10月7日より開始した。
このサービスは、法人が所有する日産車両の位置情報や、電気自動車（以下、EV）の電力消費量や電力残量などのデータを、ニーズにあわせて活用できるサービスだ。
活用できるデータは、日産純正の車載通信ユニットを搭載している車両の位置情報、EV電力残量などのデータに加え、走行ごとの累積走行距離や電力消費量、充電開始/終了時のEV電力残量などだ。
これらのデータを、専用のアプリケーション・プログラミング・インターフェース（API）を通じてリアルタイムに取得・システム連携することで、車両の運行管理や最適な配車計画の作成、充電タイミングの最適化などが可能となる。
また、パワースイッチのON/OFFを通知する機能も備えているほか、あらかじめ車両に搭載されている純正の車載通信ユニットを利用することが可能だ。
活用事例としては、EVタクシーの運行管理において、配車システムに車両データを連携することでの、最適な配車計画の作成が挙げられている。
また、カーシェアリング業務における、車両の位置やEVの電力残量をリアルタイムに把握することでの、ユーザへの最適な車両案内などだ。
なお、サービス開始時は日産のEV車両が対象で、順次適用車両を拡大する予定とのことだ。
[「Nissan Biz Connect API」の紹介動画]
