シャープ株式会社は、導入環境に適した検査システムを構築できる画像センサコントローラの新製品「IV-S340M」を発売する。
画像センサコントローラは、電子部品や食品、薬品などの工場の製造ラインにおいて、本機に接続したカメラで撮影した画像と、あらかじめ設定した検査基準となるデータを比較することで、生産した製品のキズ・汚れ、印刷されたバーコード・文字のカスレや誤り、異物混入などのエラーを検出する装置だ。
今回発表された「IV-S340M」は、マウス、タッチパネルやゲームパッドといった様々な入出力インターフェースを搭載しており、各種設定や設定変更などの操作が可能だ。
カメラは、対象物を面で撮影するエリアカメラに加え、ライン状に対象物を連続撮影して一枚の画像に合成するラインカメラにも対応。小さな部品からシート状・円筒状の製品などの対象物を検査することができる。
また、アナログRGB端子のほか、HDMIやUSB Type-Cなどのデジタル端子を搭載し、さまざまな映像機器への出力に対応している。
処理エンジンには高速マルチコアCPUを搭載しており、画像処理速度がシャープ従来機比で約20%向上したのだという。
さらに、設定条件にもとづいて検査画像データを自動で保存する機能も新たに搭載。不良品データのみを保存したり、指定した部分を切り出して保存したりすることができる。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。