JDSCとSCSK、バリューチェーンの分散データを集約し活用するAIデータプラットフォームを開発

株式会社JDSCとSCSK株式会社は共同で、AIによるデータ活用のためのデータプラットフォーム「SuccessChain for DataPlatform」を開発し、2025年4月1日より提供を開始した。

「SuccessChain for DataPlatform」は、製造業のバリューチェーン全体における、異なる部門や工程間に分散しているデータを集約し、AIによりデータ活用するデータプラットフォームだ。

特徴としては、製造業特有の業務課題に基づいたシナリオやデータモデル、レポートを、独自にテンプレート化している点だ。これにより、効率的なデータの集約と可視化が可能になるという。

また、コンサルティングサービスを提供し、データ活用状況の判定や業務課題の明確化を行う。

具体的には、ヒアリングシートを元にマルチクラウドに対応した基盤構築やデータ活用テンプレートを使用することで、最短1カ月での導入と、その後の運用を支援する。

さらに、さらなるAI開発や機能の追加をJDSCが支援するとのことだ。

SCSKの産業事業グループ 産業ソリューション第二事業本部 本部長である松田充康氏は、「製造業における各業務で抽出したさまざまな業務課題を迅速に可視化するためのメソッドを、JDSCのノウハウ・知見を得ながら共同開発した。単なるデータ利活用基盤の提供にとどまらず、上流であるコンサルティングから基盤やコンテンツの構築、導入後の定着までのサービスを伴走型で総合的にサポートする。」と述べている。

また、JDSC執行役員の冨長裕久氏は、「SuccessChain for Data Platformは、製造業の典型的な課題を解決するためのツールであり、製造現場やSCMの現場でデータ活用やAI導入を支援してきたJDSCのノウハウと、大手製造業様を中心に大規模システムを導入してきたSCSKのノウハウが生かされている。AI時代において、今後もよりデータ活用が必要となる反面、システムの複雑化によりデータを統合することはますます難しくなっているため、経営レベルの判断にデータを生かすための有効なツールになることを確信している。」とコメントしている。

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