第1回 Tokyo Contents Business Award 2021受賞企業決定

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2022年1月28日に行われた東京都産業労働局主催の東京e スポーツフェスタ内でTokyo Contents Business Award 2021の表彰式が開催された。

本アワードは今年が第1回目となるビジネスアワードで、社会課題の解決に資する都内中小企業等のVR、AR、AI等の先端技術を活用したコンテンツを対象に公募し、応募者総数56社の中から受賞した9社の表彰が実施された。

Tokyo Contents Business Award 2021開催目的

通信環境の高度化や外出自粛・テレワークの普及に伴い、コンテンツの重要性が高まり、より効果的なコンテンツの開発・活用が求められている。本アワードは、社会課題の解決に資する優れたコンテンツを評価・選定し、広く周知を図ることによって活用促進を図り、東京の社会課題の解決に加え、産業力の強化につなげる。

審査員紹介

  • 柿沼 太一
    STORIA法律事務所 弁護士・弁理士
  • 久保田 瞬
    株式会社Mogura 代表取締役
    Mogura VR編集長、XRジャーナリスト
    一般社団法人XRコンソーシアム 事務局長
  • 小泉 耕二
    IoTNEWS 代表
    株式会社アールジーン 代表取締役
  • 佐野 勝大
    サイバートラスト株式会社 取締役 副社長 執行役員 OSS・IoT事業部長
    一般社団法人組込みシステム技術協会 理事 副会長
    国立大学法人九州工業大学 客員教授
  • 古⻑ 由里子
    日本アイ・ビー・エム株式会社
    戦略コンサルティング&デザイン
    パートナー
  • 三宅 陽一郎
    株式会社スクウェア・エニックス リードAIリサーチャー
  • 若山 泰親
    ブレイクポイント株式会社 代表取締役
    慶應義塾大学大学院経営管理研究科 非常勤講師
    グロービス経営大学院 講師
    一般社団法人XRコンソーシアム 理事

その他内部審査員3名

審査会の様子

2021年9月21日 一次審査(提出物審査)

企業の応募用紙を基に、全56社の書類選考が行われた。

外部審査員7名と内部審査員3名による審議の結果二次審査に上がる企業を決定。

2021年10月13日 二次審査(プレゼン・QA・体験審査)

二次審査会では、各企業がコンテンツのデモを用意し審査員は実際に体験。

体験終了後は1社ずつプレゼンを行い、三次審査に向けて審査が進められた。

2021年11月24日〜26日 産業交流展ブース出展(一般ユーザー体験)

11月24日~11月26日に開催された産業交流展2021に「Tokyo Contents Business Award 2021」がブースを出展。ニ次審査を通過した9社がそれぞれのコンテンツを出展し、一般来場者に向けて技術を紹介する体験展示が行われた。

2021年12月8日 三次審査(最終審査)

11月に行われた産業交流展で回収した一般ユーザーアンケートも参考に、最終の順位決定を行う最終審査を実施。eスポーツフェスタで開催される表彰式に向けて、9社の順位を決定した。

2022年1月28日 表彰式

1月28日に東京ビッグサイトでオンライン開催されたeスポーツフェスタ、サブステージにて、ノミネート企業9社の授賞式が実施された。

大賞1社、優秀賞2社、奨励賞6社の授与式が行われ、最後には審査委員を代表して、株式会社Mogura 久保田様より本アワードの総評で締めくくられた。

受賞企業9社紹介

《大賞》電駆ビジョン株式会社:Points3D (VR・AI)

https://www.denqvision.com/index.html

《優秀賞》株式会社AnchorZ:DZ Security (AI・その他)

https://anchorz.co.jp

《優秀賞》イマクリエイト株式会社:NUP(ナップ)動きのシェアを可能にするVRプラットフォーム (VR)

 https://ima-create.com

《奨励賞》株式会社アルファコード:超体感XR配信プラットフォーム「Blinky」 (VR)

https://www.alphacode.co.jp

《奨励賞》株式会社エイシング:極軽量/超省電力 AIアルゴリズムMST (AI)

https://aising.jp

《奨励賞》株式会社ジョリーグッド:ECMOトレーニングVR (VR)

https://jollygood.co.jp

《奨励賞》株式会社Spacial:空中立体結像装置「Spacial」(AR)

 https://www.spacial.co.jp/

《奨励賞》株式会社プラグ:パッケージデザインAI (AI)

https://www.plug-inc.jp

《奨励賞》Holoeyes株式会社:Holoeyes Edu (VR)

https://holoeyes.jp

総評:審査会代表 株式会社Mogura 久保田様よりコメント掲載

今回大賞に輝きました株式会社電駆ビジョン様の「Point3D」はXR、デジタルツイン、様々な形で今まで平面だったものが空間になっていくというこの世の中の流れがある中で、一番基盤となる3Dコンテンツの制作といったところのコア技術をされているというところで評価をさせていただきました。

また、技術力の高さ、価格が非常に安価で手軽に扱える点。これから3Dが普及していくにあたってのハードルの部分を解決していく技術ということで評価しました。社会課題の解決という観点でも、様々な産業で等しく使っていける技術ということで、影響力の大きさも評価のポイントになりました。

イマクリエイト株式会社様は、VRのトレーニングは既に世の中には様々なものが、国内外に出てきていますが、今回のコンテンツにつきましては、非常に効果が出るように作り込みをされているという点でコンテンツの制作過程、それからUI・UXの工夫が非常にきめ細やかな思考が凝らされているものだと感じておりそちらを評価しております。

特に今回の注射のトレーニングは、コロナ禍での医療現場でもなかなか実習・実証が出来ないようなそういった状況や、限られた時間の中でのトレーニングをする、こういった分野を解決していくことに期待をしております。

株式会社AnchorZ様は、個人認証の分野で、これからの課題も大きくなってくるセキュリティー分野に対する新技術を考えている点でビジネスを根本から支えることになるところを評価させていただきました。これからの社会において、市場性・成長性があるのではないかということで今回選出しました。

その他、奨励賞の6社につきましても非常に優れたコンテンツだという事が審査会の中でも各委員から出ておりました。今後の有望性をとても感じさせられるものでした。

本アワードの審査会ですが、非常に審査会が盛り上がっていたというのが実際のところです。その中でもポイントとなったのが、いわゆるビジネスの観点で、現時点でのビジネスを評価するのか、将来性のポテンシャル部分を評価するのか、といったところで最終的にはバランスをとって各賞選出させていただきました。

このビジネスは一過性ではないということで、今回テーマになっておりますXRやAIといった技術が非常にイノベーションが早く、技術面でもビジネス面でも工夫をしながら社会実装していかなければいけないという非常に難しい分野であると考えて、現時点で大きなビジネスの可能性があるところ、それから将来性のあるポテンシャルを見込んで等しく評価をさせていただきました。

問い合わせ先

〒163-8001 東京都新宿区2-8-1 東京都庁第一本庁舎20階北
東京都 産業労働局 商工部 経営支援課

運営

本事業はその運営をデロイトトーマツコンサルティング合同会社に委託し実施いたします。

事務局アドバイザー 森戸 裕一
一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 代表理事
ナレッジネットワーク株式会社 代表取締役社長

Tokyo Contents Business Award 2021 事務局
アドレス:info@tcba21.jp
HP:https://tcba2021.jp

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