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明電グループとバーチャルキャスト、仮想空間で過去の労働災害を伝える「メタバース安全伝承館」を共同開発

明電グループは、2020年、社員の安全意識の向上を目的として、沼津事業所内に「安全伝承館」を開設している。

「安全伝承館」は、過去に明電グループで発生した災害や事故の事例をもとに、災害件数の推移や安全への取り組みに関する年表、過去に発生した事故の概要や原因、再発防止対策のパネル、災害経験者のインタビューや安全啓発の映像を展示している施設だ。

そうした中、本日、株式会社バーチャルキャストおよび、グループ会社の株式会社インフィニットループは、株式会社明電舎および子会社の明電システムソリューション株式会社と共同で、「安全伝承館」の機能をメタバース上で再現した「メタバース安全伝承館」を開発したことを発表した。

「メタバース安全伝承館」は、メタバース上で複数社員がVRヘッドマウントディスプレイを活用し、意見交換することができる仮想空間だ。

明電グループとバーチャルキャスト、仮想空間で過去の労働災害を伝える「メタバース安全伝承館」を共同開発
左:安全伝承館で実施される教育の様子 右:同様の教育がメタバース上で行われている。

各コーナーにはタッチパネル式の音声ガイドが設置されており、説明を聴くことができる他、明電グループで発生した災害をもとに作成した動画も上映される。

「安全伝承館」でパネル展示されている事故事例はCGで再現され、明電グループ社員が絵馬に書いた「安全への誓い」も、メタバース上に同様に掲示される。

メタバース版ではCGで事故を再現している。
明電グループ社員の「安全への誓い」(絵馬)が、「安全伝承館」および「メタバース安全伝承館」に掲示されている。
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