株式会社バーチャルキャストは本日、同社が運営するメタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」を、2023年3月2日より通信プロトコル「OSC(OpenSound Control)」に対応することを発表した。
OSCは、異なるアプリケーションやハードウェア間でリアルタイムにデータ通信を行うための規格で、精度の高さ、遅延の小ささ、軽さ、通信方式が柔軟だという特徴があり、インタラクティブアートやクリエイティブコーディングなどで応用されている。
「バーチャルキャスト」では、アバター用の小物やワールド背景などをユーザが自由に制作してアップロードすることが可能になっており、今回OSCに対応することで、メタバース空間内とリアルの情報を相互に反映する小物や空間が制作できるようになる。
OSCは全ユーザーが利用可能で、「バーチャルキャスト」のベータ版で実施された試験公開では、OSCを活用した様々なアイテムがユーザーによって制作された。
制作例は、リアルの自分の心拍数をメタバース空間内で表示する心拍計や、リアルの部屋の温度・湿度をメタバース空間内で表示する温湿度計、MIDIキーボードと連携してメタバース内のピアノが演奏に合わせて光るメタバースピアノなどだ。
このほかにも、リアルの天気を反映したメタバース空間、リアルの舞台装置から照明を操作できるメタバースステージ、スマート家電(照明、エアコン、カーテンなど)と連動するバーチャルアイテムなど、様々な制御に応用することが可能だ。
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