N/S高、バーチャルキャストと共同で文部科学省のメタバース実証調査を実施

学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校(以下、N高)、S高等学校は、2021年より株式会社バーチャルキャストが運営するメタバースプラットフォーム「バーチャルキャスト」の機能を基に開発したバーチャル教材を導入しており、履修可能なバーチャル授業は現在6,000本を超えている。

生徒は、メタバース空間を利用して理科の実験や歴史的遺産施設への訪問、面接練習や英会話レッスンのほか、バーチャル体育祭、バーチャル修学旅行、入学式などのイベントにも参加することができる。

上部:バーチャル学習 左下部:バーチャル体育祭とバーチャル修学旅行

こうした中、N高とS高は、バーチャルキャストと共同で、同社が文部科学省より受託した調査研究において、中等教育段階における通信制学校へのメタバース活用を見据えた技術的な課題と論点の実証調査を実施することを発表した。

今回の実証調査では、メタバースを学校現場に実装する上での要件調査を実施する。

具体的には、メタバース上でN/S高の生徒が参加する各取り組みを通じて、VRデバイスやアプリの使用感、コミュニケーションの取りやすさなどを調査する「UXの課題特定」と、使用するデバイスやアプリごとの同時接続数およびパフォーマンスや安定性、必要なネットワーク帯域幅などを調査する「同時接続可能数やネットワーク要件」について、意見やデータ集計を行う。

また、この調査結果をもとに、今後のメタバースの利活用方法についての整理や、メタバース上で取得できる情報の取り扱い方についての検証なども実施する。

なお、使用アプリは、2Dメタバースが「oVice」「Gather」で、3Dメタバースが、「Cluster」「VRChat」「RecRoom」のヘッドマウントディスプレイあり・なしとなっている。

受託期間は2023年11月から2024年3月までで、2024年3月には、この実証調査の結果をとりまとめて文部科学省に提出する予定だ。調査結果は後日、文部科学省から公表される。

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