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KDDI、企業のグローバルIoTビジネスをサポートする「IoT世界基盤」の受付を開始

KDDI、企業のグローバルIoTビジネスをサポートする「IoT世界基盤」の受付を開始

KDDI株式会社は昨年の6月、グローバルに事業展開をはかる顧客向けにさまざまなIoT機器の通信接続からデータ活用サービス、各国の法規制等に係る手続きまでワンストップにて提供するKDDI「IoT世界基盤」を発表し、2019年度の商用化を目指すとしていた。

そしてこのほど、2019年5月15日より商用トライアル受付を開始すると発表した。KDDI「IoT世界基盤」では、以下の3つのサービスが提供される。

1. データ蓄積・活用に関するサービス

KDDI「IoT世界基盤」では、GDPRや各国の法規制に備えてデータ蓄積・活用のための基盤を整備する。

具体的には、協業する日立がLumadaによる技術や知見を活かし、IoT世界基盤のデータ蓄積・活用基盤を構築(画像)。グローバルに展開したIoT機器のデータの一括収集・蓄積に対応する。

地域毎にデータを蓄積しつつも、必要なデータをグローバルから一箇所に集約し、統合管理することも可能だ。

また、収集したデータを分析しやすいデータ構成へ再定義して分析者視点でデータを可視化するほか、「Lumada」の各種ユースケース・ソリューションの活用により、さまざまなアプリケーションの開発、展開のサポートや、IoT機器の稼働状況分析や位置追跡といった顧客のIoTデータの価値化を支援する。

2. グローバル通信のアグリゲーションサービス

IoT機器をグローバルに展開するにあたり、対地・回線数などの諸条件に応じ、KDDIが提携する現地キャリアへの直接接続もしくはローミング事業者の活用により、顧客へ最適なネットワークを提案する。

顧客は各国の通信キャリアと個別交渉し、回線契約を行う必要や通信キャリアごとに異なるIoT管理環境を意識することなく統合的に管理が行える。

3. 法規制・認証取得に関するサービス

顧客は、IoT機器のグローバル展開において、各国の法規制に準拠する必要がある。

KDDIは、グローバルキャリアビジネスの知見や海外事業者との接点を活かし、各国の法規制調査から認証取得まで代行することで、顧客のグローバル展開をサポートする。

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