スポーツクラブやスクールなどの月謝制店舗では、入会時の書類作成、会員証発行などの事務手続きが多く、常勤の担当スタッフの配置による人件費の負担に加え、現在では新型コロナウイルスの影響禍によおける非対面型店舗運営が喫緊の課題となっている。
株式会社フォトシンスと株式会社まちいろは、フォトシンスが提供するクラウド型入退室管理システム「Akerun入退室管理システム」と、まちいろが提供する会員管理・予約・決済システム「hacomono」とのAPI連携を開始した。
hacomonoは、サブスク店舗のための会員管理・予約・決済システムである。オリジナルの会員サイトを迅速に立ち上げ、入会・予約の主導権を利用者へ渡すことで、利用者とスタッフ双方の事務手続きを削減する。店舗での顧客体験を向上させる他、スタッフのバックエンドにおける現金管理や事務手続きが不要となる。手続きをオンライン化することでデータを蓄積し、会員属性分析・来店頻度分析・インストラクターやプログラムごとの入会率分析などが可能となる。
- 入会・退会者データの自動連携
- 入退室履歴の自動同期
- 月謝支払が滞っている人の入室権限の取り消し
hacomonoでWeb入会するとリアルタイムでAkerunにユーザー情報・鍵権限情報が同期され、会員は自身のいつも使っている交通系ICカードやスマートフォンから、店舗の鍵を解錠できるようになる。
Akerunが持つ入退室履歴をhacomonoに自動同期し、hacomono側で会員の入退室履歴の確認と分析ができるようになる。これにより、会員の入室時間や退室時間、滞在時間なども確認・分析できるため、会員ごとの利用状況などを把握しサービス向上に役立てるすることができる。また、施設内に誰が滞在しているかを遠隔からでもリアルタイムに確認できるため、新型コロナウイルス対策としての混雑状況の把握も可能となる。
hacomono側での月謝支払に失敗している場合、hacomonoでは会員に対して自動催促し会員マイページからクレジットカード情報を入力することで自動再徴収を行う。もし、時間が経過しても支払がない会員に対しては、hacomono側からオンライン予約を停止させたり、Akerunの鍵権限を削除することで入室権限を削除することができる。
hacomonoとAkerun入退室管理システムをシステム連携することで、一連の事務手続きのオートメーション化と省人化を可能にし、キーレス型・非対面型のクラブ運営を実現する。
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