Telit Wireless Solutions(以下、Telit)は、クラウドベースのTelit IoT ポータルにセルラー・コネクティビティーをシームレスに統合した「Rapid IoT Development Kit」を発表した。これにより、今まで数か月かかっていたIoTソリューションのプロトタイプ作成を、わずか数時間へと短縮することができるという。
このキットは、スタンドアロンのIoTプロトタイプ開発にも、また一般的なメーカーのプラットフォーム用の便利なセルラー、クラウド対応プラグインとしても使用することができる。このIoTポータルによって、キットの接続と管理を行うことができるとともに、組み込みのダッシュボードを使ったデータの安全な抽出と消費、そしてウェブベースとモバイルのアプリケーション設計、およびエンタープライズシステムとの統合によるビッグデータの分析が容易になるという。
Rapid IoT Development Kitは、スタンドアロンモードとインタフェースモードの両方で動作する。スタンドアロンモードは、ボード上に搭載されたTelitのxE910モジュール固有の処理能力のみで、AppZone C開発および実行環境をベースに動作する。ボード上には、加速度センサ、温度センサ、およびLEDインジケータを含む各種のセンサが搭載されている。
インタフェースモードでは、ボード上のヘッダによって、接続ケーブルをまったく必要とせずに、ほとんどの一般的なオープン メーカー プラットフォーム(Raspberry Pi、TI LaunchPad、Arduinoなど)との迅速なプラグアンドプレイのスタック式統合が可能だという。
【関連リンク】
・テリット(Telit)
・Rapid IoT Development Kit
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