コミュニケーションロボットの開発・製造・販売を行う株式会社MJIは、スパークス・グループ株式会社が設立した「未来創生ファンド」などから、総額5.64億円の資金調達を実施した。
MJIが開発中の生活習慣を学習するみまもりロボット「Tapia(以下 タピア)」は、カメラ、スピーカー、マイク、タッチパネルモニタが搭載され、バッテリーを内蔵した、高さ約25cmの持ち運べる家庭用コミュニケーションロボット。タピアとのコミュニケーションに不可欠な音声認識、音声合成、顔認識機能のほか、クラウド上の応答システムでタピアとの日常会話を楽しむことができる。日常会話には感情表現と好感度システムを搭載。会話のペースや、内容によってタピアの応答が変化する。
また、そのデザインや機能拡張性から、レストランやホテルにおけるIoTサービスロボット、高齢者・介護施設における見守りロボットとしてなど多種多様なビジネスシーンや用途でも導入されている。
現在、MJIでは世界各国の企業や研究機関からタピアを活用した様々な開発・導入要望を受け、グローバルなニーズに早急に対応することが求められているという。今回の資金調達では、タピアの基礎となるAI研究開発を強化するとともにグローバル市場における開発・販売展開を加速させていく。
国内外で特に法人向け需要が急増することが想定されるため、デベロッパー向けタピア開発キット(SDK)のリリースが今春予定されている。
【関連リンク】
・MJI
・スパークス(SPARX)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。