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FUJI、カゴ車を店内の目的地点まで自動搬送するソリューション開発

FUJIは、商品運搬用台車(カゴ車)を店舗内の目的地点まで自動で搬送するソリューションを開発したと発表した。店舗内の売り場レイアウトを変更せず、運用中の複数種類あるカゴ車を利用し運用することができる。同社では、実現可能性と機能性の確認を目的に、ソリューションの実証実験を、カインズの一部店舗で7月から行っている。

ソリューションでは、納入されたカゴ車にタグを貼り付けておくだけで、ロボットが自動でカゴ車を認識し、店舗内の任意の目的地点へ搬送する。ソリューションを利用して閉店後の真っ暗な店内で自動搬送することで、営業終了後の店舗に生産性を付与できるという。

小売業界では、物流センターなどから商品を店舗に配送しており、これら配送の自動化では、トラックの自動運転など様々な先進的な取り組みが社会実装され始めている。一方、店舗内では商品を棚に陳列するまでに、多くの人の手が介在している。

FUJIでは、こうした背景を受け、店舗スタッフに顧客体験(CX)が最大化に注力するために、カゴ車を陳列棚近くまで運ぶ作業は、自動化されるべきと考え、ソリューションを開発したという。同社は、1959年の創業で、電子部品実装ロボットの工作機械の開発・製造・販売を行っている。

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