株式会社トリドールホールディングス(以下、トリドールHD)は、富士通株式会社が開発した「AI需要予測サービス」を、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」の国内全823店舗(2023年1月31日時点)で採用することを発表した。
「AI需要予測サービス」は、データ特性から人が予測する思考プロセスをAI、機械学習技術により実装した、富士通研究所の特許登録技術「動的アンサンブルモデル」により、複数の需要予測モデルを自動チューニングで最適に組み合わせることができるサービスだ。
つまり、複数の予測モデルから単一の予測モデルを選択する場合よりも、周期、外的要因、トレンドなどさまざまな要因で変化する予測対象ごとの特性を捉えた学習が期待できる。
具体的には、気象データやトリドールHDが保有するPOSデータなどに基づいて、店舗ごとの日別、時間帯別の客数や販売数を予測する。
これにより、「丸亀製麺」では、スタッフの適正配置や、従来、スタッフの知見で行っていた発注業務およびうどんの仕込み量の最適化、また店舗の空調などの適正稼働が可能になった。
なお、今回の事例は、2023年2月28日から3月3日まで東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN 2023」の富士通ブースにて紹介される予定だ。
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