株式会社バニッシュ・スタンダードは、同社が提供する店舗スタッフDXアプリ「STAFF START」において、3つの新たな機能が発表された。
「STAFF START」は、店舗スタッフによる自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするスタッフDXツールだ。スタッフのオンライン接客を通じたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。
今回追加されたのは、オンライン接客支援の強化とともに、リアル店舗の接客を支援する機能3つだ。
一つ目は、スタッフがより効率的に質の良い接客を提供するための「接客支援AI」機能だ。
この機能は、第一弾である、オンライン接客の投稿をアシストする「コメント下書き作成機能」に続く第二弾のAI機能で、膨大な顧客行動データに基づき、各店舗スタッフにアドバイスを提供するものだ。
また、店舗スタッフごとに、新規・リピート顧客別の「平均購入額」や「平均購入回数」、「商品売上ランキング情報」などのEC売上実績の閲覧が可能になる。
さらに、2026年1月頃には、実店舗とEC双方の顧客情報に基づくアドバイスを実店舗での接客時にも活用できるよう機能を拡充する予定だ。
二つ目の機能は、「オムニチャネル顧客カルテ」だ。(トップ画参照)
この機能では、顧客一人ひとりの 「店舗での購入履歴」 や 「ECでの購入履歴・お気に入り情報」などのデータを「STAFF START」アプリに集約し、顧客が何に関心を持っているのかをリアルタイムに把握することができる。
利用方法は、スタッフが来店した顧客のIDを読み取ることで、過去の購入・行動履歴等の情報を表示し、店舗スタッフはそれをもとに接客することが可能だ。
また、「接客メモ」機能で顧客情報のアップデートも可能で、購入履歴以外に会話から得たパーソナルな情報も記録することができる。
そして、顧客データをもとに、最適な接客トークをAIが推奨し、サポートする。
なお、この機能は2025年9月17日事前申込受付をスタートし、2026年1月頃に提供を開始する予定だ。
三つ目は、2026年頃に提供開始予定の「スタッフCRM」だ。この機能では、店頭やECで接客した顧客に対し、各店舗スタッフがCRMを実践できる仕組みを提供する。
接客した顧客にスタッフからアプリを通じて直接アプローチが可能で、スタッフからの連絡は各ブランド公式アプリ上に送信する。
また、誰にどんな内容を送れば良いか、顧客データに基づきAIがアシストする。
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