衣料品や美容品などを手がける株式会社エル・ローズでは、発注内容の洗い出しから確定までに多大な時間を要し、担当者の業務負担が常態化していた。
こうした中、エル・ローズは、発注業務の効率化へ向け、株式会社infonervの自動発注AI「α-発注」を導入したと発表した。
新たに導入された「α-発注」は、過去の販売データや季節変動、トレンドなどをAIが分析して需要を予測し、商品ごとに最適な発注数量を自動算出するシステムだ。
需要変動や仕入条件を加味した適切な発注リストを自動生成することで、過剰発注や在庫切れによる売り逃しリスクの低減を支援する。
実際の運用にあたっては、現場の混乱を防ぐために対象となる商品(SKU)を絞り込んで段階的に導入を開始し、社内システムの一部改修もあわせて実施した。
また、現場の運用調整やAIのチューニングを重ねることで発注精度を向上させ、イベント時における機会損失への懸念を払拭していったのだという。
この結果、これまで3人の担当者が約4時間を要していた発注作業が約2時間へと半減し、業務にかかる時間を約50%削減することに成功した。
業務が標準化されたことで属人化が解消され、誰でも一定の品質で発注業務を遂行できる安定した運用体制が構築されている。
さらに、発注業務の大幅な効率化により、担当者は他のコア業務に時間を充てることが可能になったとのことだ。
エル・ローズは今後、同システムによる安定した運用基盤を活用し、取扱品目の拡大やプライベートブランド(PB)商品の強化を推進していくとしている。

