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ベルク、SENSYのAI店舗開発DXサービス「SENSY GeoScope」を本格導入し経営意思決定を高度化

ベルク、SENSYのAI店舗開発DXサービス「SENSY GeoScope」を本格導入し経営意思決定を高度化

小売業における新規出店は将来の収益を左右する最重要の経営判断の一つであるが、近年は建築費や土地価格の急激な高騰、さらには労働力不足や競合環境の激化により、出店に伴う初期投資額が過去に比べて倍以上に膨れ上がるなど、投資回収リスクが極めて高くなっている。

こうした中、食品スーパーマーケットチェーンを展開する株式会社ベルクは、SENSY株式会社が提供するAI店舗開発支援サービス「SENSY GeoScope」の本格運用を開始した。

また、両社がこれまでのトライアル運用を通じて共同で研究開発を推進してきた、経営判断を迅速化する「新AIレポート」および条件別の売上変動を予測する「シナリオシミュレーション」の2つの新機能も同時にリリースされた。

「SENSY GeoScope」は、地図上で出店候補地を指定することで、AIが店舗フォーマット、商圏特性、競合状況、類似店舗との比較などを分析して売上予測を行い、店舗開発の意思決定を支援するサービスだ。

自社が持つ既存店のPOS実績データ、商圏、競合、人口動態データを掛け合わせて、各企業の特性に応じた売上予測モデルを構築する。

ベルクでは、2024年秋以降のトライアル運用を経て、現在は店舗開発業務における出店候補地の初期評価、売上予測、商圏・競合分析の支援ツールとして活用されている。

「SENSY GeoScope」の画面イメージ

本格運用と同時にリリースされた「新AIレポート」機能では、AIの売上予測に加えて、商圏内の人口構成、将来の人口推計、類似店舗との比較などの多角的な分析データを経営層が直感的に理解できる形で自動生成する。

また、同時に追加された「シナリオシミュレーション」機能では、売場面積、駐車台数、駐車場タイプ、併設テナント、営業時間といった自社側の条件変更だけでなく、競合店舗が新規に出店あるいは退店した場合の売上影響についてAIが異なるパターンごとの推定売上を予測し、複数のシナリオを比較検討できる高度な機能を提供する。

同サービスの実用にあたっては、AIが一方的に答えを提示するのではなく、現場の店舗開発部員が抱く立地の違和感や現地調査による感覚を、AIモデルに反映させる共同開発が繰り返された。

特に駅周辺の店舗においては、鉄道や駅周辺の人流データを組み込むことで予測精度の大きな改善に繋がっており、現在は候補地の初期評価を行うサポートツールとして定着しているとのことだ。

今後は、限界賃料、投資回収、ROIなどの観点も含め、より高度な店舗開発・投資判断を支援する機能拡張を進めていく方針だ。

また、「SENSY GeoScope」で得られたデータや分析結果は、将来的に既存店分析、カテゴリー戦略、発注・販促・マーケティングなど、店舗運営全体の高度化にも活用できる可能性に着目しているのだという。

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