エバーブルーテクノロジーズ株式会社は、開発中の小型無人自動除雪機の製品モデルとなる「除雪ドローン V3」を発表し、2026年サービスインに向けた仮予約を開始した。(トップ画は「除雪ドローン V3」の試作機。製品モデルとは異なる)
「除雪ドローン」は、昨年から開発が進められている小型無人自動除雪機で、事業所や駐車場、保有施設の周りの敷地の雪を除雪するための装置だ。2023年には「V1」モデルが発表され、その後のフィードバックをもとに、より高性能な「V2」を開発した。「V2」は、スズキ製電動モビリティベースユニットを利用したもので、より広範囲を長時間除雪できることを目指した。
2024年には、東日本電信電話と共同で、山形県内で「地域の除雪課題に関する自動除雪実証実験」を実施し、積雪を検知して自動的に除雪を開始する実験に成功した。実際に暮らす人々からのフィードバックを元に、今回発表された製品化予定モデル「除雪ドローン V3」を開発した。
「V3」では、エバーブルーテクノロジーズのオリジナル除雪装置を最適化し、衝突被害軽減装置としてセンサの拡充や非常停止装置を追加した。また、車載カメラの映像を手元のコントローラでリアルタイムに見ることが可能になったほか、除雪エリアを地図上で設定してエリア内の除雪を自動的に行うアプリも開発した。
なお、「除雪ドローン V3」の本製品試作機は、2024年6月5日から幕張メッセで開催される「Japan Drone 2024」にて公開・展示される予定だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。