株式会社Preferred Robotics(以下、プリファードロボティクス)は、100kgの重量物搬送に対応した新型自律搬送ロボットと、同ロボットを複数台制御するシステム「カチャカフリートマネージャー」を発表した。
プリファードロボティクスは、これまで「低価格・簡単・コンパクト」をコンセプトに自律搬送ロボット「カチャカプロ」を開発しており、今回新たに100kg可搬に対応した自律移動搬送ロボットを開発した形だ。
新たなモデルは、台車の下に潜り込んで持ち上げて運搬する昇降式構造を採用しており、既存の棚、かご台車、コンテナボックスなど、現場にすでに存在する什器・容器をそのまま搬送することができる。
さらに、エレベーターとの連携により、フロアをまたいだ搬送も可能だ。
想定利用シーンは、病院、ホテル、オフィス、工場、物流現場などが挙げられている。
一方「カチャカフリートマネージャー」は、複数台のカチャカプロを管理・運用可能にするフリート管理システムで、2025年5月28日にリリースされる。
「カチャカフリートマネージャー」には、狭い通路でのすれ違いや交差点での交通整理を自動制御する「管制管理機能」と、ロボットの現在地・バッテリー残量・タスク状況をもとに最適なカチャカプロへ自動指示をする「配車管理機能」の2つの機能が搭載されている。
なお、同機能を利用するには、専用ソフトウェアをインストールしたミニPC「カチャカコントローラー」の設置と、年額制のソフトウェアライセンス契約が必要とのことだ。
操作はブラウザ経由で行い、カチャカプロと同じWi-Fi環境下のタブレットやスマートフォンなどから利用することが可能だ。
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