矢野経済研究所が2021年7月に発表したeKYC市場に関する調査によると、2020年度の国内のeKYC市場規模(事業者売上高ベース)は前年比270%の40億8,300万円となり、2024年度は63億円に達すると予測されている。
一方で、eKYCに対応した後の本人確認書類の真贋性確認、本人確認書類と申請情報の突合確認、eKYCの判定結果を踏まえた総合的な判定作業については時間と手間を要するため、新たに本人確認が必要なサービスを始める事業者においては、法令順守を備えた業務フロー構築や人員教育に負荷がかかっていた。
GMOグローバルサイン株式会社と株式会社ネクスウェイが業務提携を開始し、事業者の業務負荷を軽減するために、eKYCを含む本人確認業務に必要なツールと確認作業支援のBPOサービスをワンストップで提供することを発表した。
これにより、GMOグローバルサインが提供するAIでの顔認証によりオンラインで本人確認を完結できる「GMO顔認証eKYC」と、ネクスウェイが提供する、本人確認書類の突合確認、機微情報のマスキング、反社チェックなどに対応する「本人確認BPOサービス」のシステム連携が可能になり、eKYCを含む本人確認業務が必要な事業者は、全工程をワンストップで導入することができる。
また、本人確認の受付件数に応じた従量課金制で利用できるため、事業規模に合わせた業務コストで開始できる。さらに、GMO顔認証eKYCはAPI機能を備えているため、導入負荷が軽減されており、開発中・既存サービスへのスムーズな導入が可能とのことだ。
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