昨今、サウナは「ととのう」という言葉に表される心身のコンディショニングの場として、注目されている。
VIE STYLE株式会社は、株式会社KDDI総合研究所の研究拠点「KDDI research atelier」が実施する、先進的なライフスタイルを実践している生活者を中心とした多様なパートナーとの共創を推進する取り組み「FUTURE GATEWAY」の第一弾プロジェクト「Hoppin’ Sauna」に参画し、サウナで「ととのう」プロセスを可視化するシステムの開発を開始した。
Hoppin’Saunaは、先進的な生活者とVIE STYLE、KDDI総合研究所が進めるプロジェクトで、労働生産性の向上や、医療費抑制への貢献を目指すものである。
今回、Hoppin’Saunaでは、VIE STYLEの開発するイヤホン型脳波計「VIE ZONE」を活用して、定性的・感性的な定義となっている「ととのう」プロセスを可視化することで、個人差や体調差を定量的に明らかにすると共に、様々なフィードバック手法による「ととのう」プロセスの可能性を検証する。
外気浴スペースにはディスプレイを設置し、サウナの聖地や景勝地などの映像を伝送するだけでなく、音や風をより高い臨場感で再現し、「ととのう」効果の違いについても検証する予定だ。
VIE ZONEは、VIE STYLEが開発するイヤーチップが電極となり、耳(外耳道)から脳波を取得できるイヤホン型脳波計である。イヤホン型脳波計(in-ear EEG)は、従来課題だった日常生活における脳波計測デバイスの煩雑性(装着するのが面倒、見た目が悪い等)の問題がなく、通常と同じようにイヤホンをつけて脳波を測ることができる。
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