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ウミトロン、大分県でAI・IoTを活用し魚類養殖保険に有用なデータサービスの実証を開始

ウミトロンが魚類養殖保険にAI・IoTを活用、大分県で実証実験を開始

ウミトロン株式会社は、大分県と進める「平成30年度おおいたIoTプロジェクト推進事業」において、ぶり養殖における動産(養殖魚の在庫価値)の準リアルタイム評価・把握に向けた取り組みを開始する。

ウミトロンではAI・IoT技術を活用して洋上の各生簀での動産評価を自動化することで、養殖業の経営に欠かすことの出来ないデータを継続的に見える化し、経営へ役立てるための実証を行う。

また、今後、準リアルタイムでの取得が可能となる動産データの活用方法として、実際の生簀内の動産に準じた養殖保険の設計の検討を進めていく。

水産養殖の現場では、洋上に設置した小割り生簀あたり数千尾の魚を飼育しており、水中を泳ぐ魚の資産価値を評価することは容易ではない。

これまで養殖現場における動産管理は、生簀内の魚を網で集めてタモ網などで掬い出し資産評価に必要なデータを手作業で取得する手法や、大型の水中カメラを洋上の生簀へ持っていき、取得した画像データを持ち帰ってから手作業で解析を行う手法が取られてきた。

ウミトロンは、これら現場におけるデータ取得プロセスをUmiGardenの開発で培ったIoT技術を応用することで遠隔的に行えるようにすると共に、AIを用いた画像解析などの技術を用いて動産評価を自動化する取り組みを進める。

このシステムにより、養殖事業者は事業経営にとって重要な動産価値を準リアルタイムで取得できることが期待される。

【関連リンク】
ウミトロン(Umitron)

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