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リコー、センサーで人の所在や照度、室温を検知し自動制御する照明・空調制御システムを開発

リコー、センサーで人の所在や照度、室温を検知し自動制御する照明・空調制御システムを開発

株式会社リコーは、センサーで人の所在や照度、室温を居室のエリア単位で検知して、照明や空調機器、デマンド監視装置を統合的に自動制御することで、省エネと快適性、利便性を同時に実現する照明・空調制御システムを開発、2019年春から提供を開始すると発表した。

現在、国内外で脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速している。リコーは、2017年4月より、事業を通じて注力する5つの重要社会課題を設定し、その一つとして、脱炭素社会の実現を掲げた。

その実現に向け、2050年に自社排出の温室効果ガス(GHG)排出ゼロを目指す「リコーグループ環境目標」を設定、製品のエネルギー効率向上などに取り組むとともに、ビジネスパートナーや顧客にも協力を働きかけ、バリューチェーン全体での脱炭素社会づくりに貢献することに取り組んでいるという。

今回の照明・空調制御システムはこうした取り組みの一環として開発された。リコーのセンシング技術やクラウド技術を活用し、入室に合わせた照明の自動点灯、「誰もいない場所は照明を消し、空調を省エネモードにする」「明るい昼間は窓際の照明の明るさを調整する」「営業時間前から空調を自動で作動させ、お客様を適温でお迎えする」などといった照明や空調の細かな制御を自動で行う。

また人の在不在データを取得し空間の利用状況を把握することで、利用実態に適したワークプレイスに改善していくという。

以下の機能をクラウドサービスで実現する。

リコーは、以下のパートナー企業と技術連携を行っており、今後、環境技術開発の促進とパートナーとのアライアンス強化により、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速していくという。()内は連携領域を表記。

【関連リンク】
遠藤照明(Endo Lighting)
大崎電気(OSAKI)
東芝デジタルソリューションズ(Toshiba Digital Solutions)

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