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ドコモ、認識精度・スピードが高水準な顔認証サービスを法人向けに提供開始

ドコモ、認識精度・スピードが高水準な顔認証サービスを法人向けに提供開始

株式会社NTTドコモは、認識精度及び認識スピードが高水準な、顔認証機能をAPIで提供する顔認証サービスを、法人向けに2021年10月6日より提供開始する。

今回発表された顔認証サービスは、画像認識ソリューションの開発を支援するクラウドサービス「ドコモ画像認識プラットフォーム」に、RealNetworksの顔認証エンジン・ソフトウェア「SAFR」を搭載し、APIで連携することにより、システムやサービスへの顔認証機能の追加を行うことができる。

ドコモ画像認識プラットフォーム全体像。緑の枠が今回発表された顔認証サービス。

顔画像の登録や認証を行うためのアプリケーションは、標準クライアントアプリケーションの提供に加え、ソフトウェア開発キット(SDK)の提供も行っており、すでに用意されているユーザーインターフェースをベースに開発することが可能だ。

また、要望に応じて個社ごとの顔認証を活用したソリューションのシステムインテグレーションを、5Gやモバイル端末・ネットワークカメラなど、様々なデバイスと組み合わせて提供することができる。

顔認証技術の特長は、顔画像の登録が正面からの顔画像1枚のみで済み、複数人いる場面やメガネ・サングラス着用時、マスク着用時、表情をつくっている時、明るさが不十分といった環境下でも高い認識精度で認証することが可能。写真や動画などを活用してなりすましで認証される場合でも、特殊なカメラやセンサーを使うことなく、なりすましを検知することができる。

写真を使ったなりすましも正しく検知している。

さらに、映像から個人を特定せずに性別・年齢・表情を推定することが可能。そのため、店舗における来店者分析やデジタルサイネージへの属性に応じたコンテンツの出し分けなどの属性推定を用いたソリューションに対応することができる。

属性推定を用いて、サイネージのコンテンツを出し分けている。

ユースケースとしては、オフィスの入退室管理、お店での決済、商業施設での来店者分析などが想定されている。

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