熊本県人吉市は、2020年7月豪雨災害からの復旧・復興の指針として、「災害に負けないまちづくり」を掲げた取り組みを行っている。
そうした中、株式会社システムフォレストは、株式会社LEM空間工房と共同で、人吉市が公募した「人吉市ライティング防災アラートシステム構築業務」を受託し、4月16日より運用を開始したことを発表した。
「人吉市ライティング防災アラートシステム構築業務」は、人吉市の球磨川にかかる「水の手橋」を対象として、水位データを基に、クラウドシステムを活用することで照明制御システムとの連携構築を行い、照明効果を利用して情報伝達を行うというものだ。
具体的には、橋梁の手すりなどに水位センサと連動した変色可能なLED照明を設置し、水位センサにより暫定の基準水位に達した場合に、照明の色が自動で変化する事で住民へ危険を伝える。
豪雨災害時に、豪雨の音により防災無線が聞こえづらかったといった課題を踏まえ、視覚的なアラートにより住民への危険認知に係る情報伝達手段の多重化を図っている。
また、防災アラート照明は、通常時には「人吉ひかりの復興計画」と連携し、観光誘客及びエリアの回遊性に有効な「景観演出」として地域の観光にも活用される。
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