一般社団法人ソフトウェア協会(以下、SAJ)スマートシティ研究会は、包括連携協定を締結している佐賀県武雄市において、独自の人流データプラットフォームを開発し、当該サービスをリリースした。
今回開発されたサービスは、SAJスマートシティ研究会のメンバー複数社がコンソーシアム形式で協力し、各社のサービスとデータを連携させる取り組みだ。主査会社である株式会社ヴァル研究所を中心に集結したのだという。
具体的には、データの収集はネクストウェア株式会社の人流分析カメラシステムを活用しているほか、株式会社システムシンクの多言語情報サイト、株式会社Agoopの流動人口データ、株式会社ビーティスのデジタルサイネージ、株式会社フォーラムエイトの災害シミュレーション、株式会社ヴァル研究所の進行管理・移動検索コンテンツ、株式会社オープンストリームのデータ基盤開発を活用。各社のシステムをデータ基盤で連携することで、今後、可変性や拡張性の高いシステム構築が可能な体制をとる予定だ。
また、このプラットフォームで得られたデータを使い、各種サービスや分析を実施することで、地域の特性を把握して観光客への回遊性コンテンツを提供するほか、人流の増減を考慮した水害や避難所の分析、交通や地域の課題解決にも活用する計画だ。
スマートシティ研究会は、武雄市をモデルケースとして、他の自治体における地域課題の解決にも寄与するとしている。
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