京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)は、産学官連携プロジェクトとして、2024年7月よりみなとみらいエンタメ経済圏可視化コンソーシアムに参画すると発表した。
このプロジェクトは、大型音楽施設が集積している横浜・みなとみらいにおいて、MICE、観光客、エンタメ目的の来街者の多様なニーズや行動データを客観的に示すことが求められるなかで行うものだ。
同コンソーシアムでは、観光・人流データを活用して、エンタメが地域経済や来街者の滞在時間に与える影響を可視化するとともに、イベント終了後の周辺地区や施設への回遊や経済消費を促進することを目的としている。
取り組み内容としては、横浜の集客施設におけるイベント終了後、決済システムと連動した周辺地区への回遊を促すシステム(クーポンの発行など)の構築や、決済システムのデータを用いたイベント終了後の周辺地区への回遊効果と経済効果の測定などが挙げられている。
今後の実証プロジェクトとしては、横浜の音楽施設における公演イベントと連動し、同コンソーシアムの一員である横浜市立大学の国際教養学部観光マネジメント研究室の協力のもと、スマートフォンの位置情報やアプリ決済情報、アンケート調査等をもとに、音楽施設やイベントへの来場者を対象とした人流・消費データ分析等の実証実験を予定している。
京急電鉄では、同コンソーシアムにおける取り組みを通じて、国内外から横浜・みなとみらいエリアへ来街する音楽ファンの消費行動や滞在時間、地域経済へ与える影響を可視化し、将来的な移動課題の解消と利便性の向上を図るとしている。
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