福岡県北九州市は2026年1月30日、小倉北区役所市民課における電話対応業務に「AIエージェント」を導入し、対応範囲を大幅に拡充することを発表した。
なお、この取り組みは、政令指定都市としては初となる市民課業務全体に特化した施策であり、2026年2月2日から3月31日までの期間で実証が行われるものだ。
同市では、2025年9月より、小倉北区役所においてマイナンバーカード関連の問い合わせをAIエージェントが対応する実証プロジェクトを進めてきた。
今回、その対象範囲を市民生活に密着した行政手続き全般へと拡大する形だ。
具体的に追加される対応業務は以下の通りである。
- 住民異動届:転入・転出・転居などの手続きに関する案内
- 証明書交付:住民票の写しや戸籍証明書などの取得方法
- 印鑑登録 :登録手続きや証明書発行に関する案内
- 戸籍届出 :出生、婚姻、離婚、死亡などの届出に関する案内
- 施設・サービス案内:行政サービスコーナーやコンビニ交付サービスの利用案内
これにより、市民は時間や場所にとらわれることなく、常時行政情報へ電話でアクセスすることが可能となる。
また、職員にとっても、これまで電話対応に割かれていた職員の時間やリソースを創出する。
今後北九州市は、今回の小倉北区役所での実証結果を踏まえ、成果を市全体へと展開していく方針だ。

