2019年7月2日に品川で開催された「SORACOM Discovery 2019」内にて「IoTがつなぐ、ラストワンマイルへの挑戦」と題された講演が開かれ、ダイハツ・日本郵便・電通の三社がパネリストとして登壇した。
本稿ではダイハツ、日本郵便のラストワンマイルへの具体的取り組みと、講演後半に行われたディスカッションの模様を紹介する。
新たな顧客接点としてのラストワンマイル
講演では、まずモデレーターを務めるStill Day One合同会社・小島英揮氏より、テーマであるラストワンマイルの定義が解説された。
物流業界などで言われるラストワンマイルとは、ネットワークやモノをエンドユーザーに届ける最後のプロセスを意味する。今回の講演では「新しい価値創造を実現するための、新しい顧客接点」という観点からラストワンマイルを捉え直し、考察を進めると小島氏は語った。
その上で、来場者にはビジネスにおけるラストワンマイルとは何かを知ってもらい、自社のビジネスに活用できるロールモデルをパネリストの中から見つけ出してもらうのが、講演の目的だという。
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1986年千葉県生まれ。出版関連会社勤務の後、フリーランスのライターを経て「IoTNEWS」編集部所属。現在、デジタルをビジネスに取り込むことで生まれる価値について研究中。IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。