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日通、人とロボットの協働による倉庫向けピッキングソリューションの実証実験を実施

日通、人とロボットの協働による倉庫向けピッキングソリューションの実証実験を実施

昨今の懸念事項となっている少子高齢化による慢性的な人手不足や賃金上昇等により、物流業界内での人手不足は日々深刻化しており、自動化技術を活用した省力・省人化の推進は日本通運株式会社でも喫緊の課題となっている。

そこで、同社は、2019年6月、東京都内の同社物流センターでRapyuta Robotics株式会社と共に、倉庫向け協働型ピッキングソリューションを用いた実証実験を実施した。この取り組みは、同社が実際に運営している物流センターで、ピッキング作業の効率化・生産性向上、作業者の負荷軽減を図ることを目的に2018年10月からRapyuta Roboticsと共同研究を開始し、今日まで、ロボットの導入に向けた検証を行ってきたものだ。

今回の実証実験では、倉庫内のピッキングエリアで人や物に干渉することなく稼働するRapyuta Roboticsのロボットを使用し、同一の出荷オーダーで、人員のみで作業を行った場合とロボットを併用した場合の、歩数・移動距離・ピッキング終了までの総作業時間等を計測し、比較を行った。

同実証実験で使用されたロボットの特長として、以下が挙げられる。

同実験により、人とロボットが安全に協働できることやロボットの利用によって作業時間が短縮されることが確認された。作業者とロボットが協働する際の概要は以下の通り。(トップ画像参照)

今後、9月を目途に更なる実証実験を行って評価・検証し、2019年度中の既存倉庫への導入を目指すとした。

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