日本通運は1月30日、国内の輸送に伴うCO2排出量可視化ツール「エコトランス・ナビ Ver.2」が、1月5日に第三者評価機関(SGSジャパン)から、国際標準化機構のGHG(温室効果ガス)算定の妥当性確認・検証ルールを定めた仕様・手引きに基づいた妥当性評価を取得したと発表した。
「エコトランス・ナビ」は、トラック輸送が物流の主体となっている顧客に、過去の輸送データを基に現行の輸送モードを環境にやさしい鉄道・海上輸送にモーダルシフトした場合のCO2排出量削減効果をレポート化するサービス。
「エコトランス・ナビVer.2」は、2022年9月に提供を開始。従来のサービスと比較し、日本通運以外の輸送サービスを利用する顧客も対象にしたほか、CO2排出量算出の処理能力を高めることでレポートを作成する時間を大幅に短縮した。
また、顧客から要望が多い「特定荷主定期報告書」(資源エネルギー省)、「物流効率化法申請用紙」(国土交通省)などの公的機関へ提出するレポート機能を追加し、利便性を向上させた。
日通では今後も、NXグループで、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向け、CO2排出削減に貢献する物流サービスを開発・提供し、顧客のESG(環境・社会・ガバナンス)経営を支援するとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。