イトーキが高収納型の在庫特化型自動仕分けシステムを開発、多品種小ロットの荷扱い現場での活用を想定

株式会社イトーキは、高速荷揃え機能を備えた在庫特化型自動仕分けシステム「X-NR(プロジェクトコード)」を開発した。

イトーキは、シャトル台車式自動倉庫システム「SAS」シリーズを提供しており、今回の「X-NR」は、「SAS」シリーズにおいて「高速入出庫処理」と「収納効率」を両立した在庫特化型モデルだ。

既存モデル「SAS-R」の順立て・荷合わせ・ピッキング機能による高速な入出庫処理能力を引き継いだ上で、シャトル台車に上下昇降機構が追加された。

これにより、水平方向と垂直方向の三次元的なピッキングが可能となり、シャトル式自動倉庫の順立て・荷合わせ・ピッキング機能による「高速入出庫処理」と、スタッカークレーン式自動倉庫の「収納効率」の両立を実現している。

また、既存モデル「SAS-R」は、コンテナをはじめ、段ボール箱や折りたたみコンテナなど、さまざまな形状・サイズの荷姿に対応しているが、今回の「X-NR(プロジェクトコード)」ではその対応力をさらに高めるため、ピッキング機構のユニットを薄型化。これにより、高さの低い荷姿への対応力を強化し、従来以上の収納効率を実現した。

庫内には、約2mピッチでメンテナンスデッキを標準設置することで、各階層ごとに独立した作業空間を確保している。これにより、緊急時の対応や定期点検・保守作業において高い安全性と作業効率を支援する。

さらに、作業エリア単位での切り離しや対応が可能となるため、運用中の停止リスクを抑えたスムーズなメンテナンス対応が可能だ。

今後「X-NR」は、高収納型の新物流ソリューションとして2026年から市場投入され、製造業の一次保管庫やEC物流センター、医薬品・化粧品など、多品種小ロットの荷扱いが求められる現場等での活用が想定されている。

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