物流業を展開するダイセーグループにてDXコンサルティングを担う株式会社DX研究所は、AI自動配車・運行管理システム「ATMTC」を外部企業向けに正式リリースしたと発表した。
同システムは、AIによる最適化と現場データの統合を通じて、物流現場における配車・運行管理・配送報告といった一連の業務判断を自動化し、可視化するクラウド型のソリューションだ。管理を行う配車担当者とドライバーの双方が直感的に利用できるよう設計されている。
具体的には、車両台数や積載量、時間指定などの複雑な条件を考慮し、AIが最適な配車計画を自動で算出する。
また、全車両の現在位置や配送状況をリアルタイムに可視化する運行管理機能に加え、日報や到着報告が完結するドライバー専用アプリを備えている。
導入効果としては、ダイセーグループ内で1,000台規模の車両を用いて行われた事前の実証運用において、簡単な操作により配車時間を約80%削減することに成功している。
さらに、拘束時間の見える化や最短ルートの提示によってドライバーの労働時間を約10%削減したほか、専用アプリのGPS連動機能によって誤配送を約90%削減するという成果を上げた。
リアルタイムでの状況把握が可能になることで、荷主など顧客からの問い合わせに対しても即座に対応できるようになり、高い顧客満足度にも寄与しているとのことだ。
DX研究所は今後、外部の物流企業に対する導入支援を進めるとともに、API連携による他システムとの統合や、配車・運行実績データの分析およびKPI可視化機能を順次拡充していく予定だ。

