株式会社セラクは、農業IoTサービス「みどりクラウド」を契約している農業生産者向けに、蓄積した圃場環境データ(農業ビッグデータ)を同社のデータサイエンティストが分析し、データに基づいた個々の圃場ごとの生産性向上を実現する「農業データ分析サービス(有料)」を開始する。
同サービスは、栽培している作物の品種や土壌環境、気候変動など個別の圃場ごとに異なるデータを同社のデータサイエンス技術により精緻に分析することで、その圃場における収穫時期や収量、作物の品質、病害虫発生などを予測し、データに基づいた圃場環境管理を実現するものだ。
既に、同サービスを先行実施したモニタ生産者様において、収穫時期予測、病害虫発生原因の推定、収量予測精度の向上などでの成果が見られており、「みどりクラウド」により取得したデータによる生産性向上を実現しているという。
同社は、既に提供している「環境モニタリング」「栽培記録」に続いて、今回新たに「環境制御」「農業データ分析」に本格参入し、農業ITプラットフォームとしての更なる付加価値向上を進めていく予定だ。
「みどりクラウド」は、難しい設定や設置工事の必要がなく、機器を購入して電源を入れるだけで農業IoTを始められるクラウドサービス。圃場への設置機器である「みどりボックス」、スマートフォンやパソコンで取得したデータを分析・閲覧・通知する「みどりモニタ」、農作業の記録・管理を簡単にするサービス農作業記録サービス「みどりノート」に加え、環境制御オプションやデータ分析サービスを提供している。
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