日本での牛の繁殖は人工授精が行われているが、牛の発情行動を見逃さずに人工授精を行うためにはこまめな見回りが必要で、頭数の多い畜産農家では見回りに手が回らず発情行動を見逃してしまうことや、従事者の負担が大きいことが課題となっている。
そこでファーマーズサポート株式会社は、牛の畜産向けに、パナソニックi-PROセンシングソリューションズ製のAIプロセッサー搭載ネットワークカメラを活用した、非接触型の「MOOVIE 発情検知システム」を開発した。
「MOOVIE 発情検知システム」は、監視映像をAIのディープラーニング技術で解析し、牛の乗駕行動を検出するものだ。
発情を検知すると、スマホ・タブレットのMOOVIEアプリに通知される。画像は5秒に1枚クラウドに保存されているため、過去画像の参照も可能だ。
人の代わりにIPカメラとAIが発情行動を監視することで、見逃しを防ぐことができる。また、牛に機器を装着しないため、牛や人にとって装着やメンテナンスの負担が軽減される。
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