スマートフォンでかんたん⽔管理「パディッチ(paditch)」を販売する株式会社笑農和では、各地域で圃場整備が増えてきたことにより、同社製品を利用する自治体から「全体をまとめて管理が出来る・圃場全体の様子が簡単に把握できる、そのような管理画面が欲しい」という声が増えていた。
このほど笑農和は、地域の水田をまとめて管理が出来る、自治体・土地改良区向け水田管理画面を開発した。
同システムは、これまでの自治体単位での水田管理において、田んぼでパディッチを利用している個別の農業法人・農家の操作・管理しか行えない制約を克服するために開発され、各水田のパディッチの状況を確認できるほか、各水田の水位や水温の状況の監視、アラートの受信状況の監視、入排水の灌漑の履歴を追跡する機能が搭載されている。
同システムを活用することで、各自治体担当者は個別の農家に情報収集するためのコンタクトを取る必要がなくなり、地域全体の水管理を簡素化することが可能となった。
また、以前のバージョンでは地図の機能が不足しており、どの圃場がどの農家のものかを迅速に判断することが難しかったのが課題だったが、同システムは組織の管理者がパソコンから登録した水田の一覧や地図を簡単に参照できるようになり、管理作業が簡略化された。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。